2月のおはなしライブは、1月に病気やその他の理由で来れなかったお子さんたちが元気になってやってきてくれました。寒い中、ご参加ありがとうございました。
★幼児向けおはなしライブ
日時: 2月15日(水) 10:30~11:00
①紙芝居『ごきげんのわるいコックさん』 まついのりこ作
②絵本『にんじん』せなけいこ作
③絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん作
④おまけ 絵本『きょだいな きょだいな』
今月は、絵本・紙芝居作家の方のご逝去が相次ぎました。オランダを代表するミッフィーちゃんの生みの親、ディック・ブルーナ氏が亡くなられ、その後すぐに、紙芝居作家のまついのりこさんがお亡くなりになりました。
まついのりこさんは、今月ご紹介した『ごきげんのわるいコックさん』のほかにも、子どもの心をつかむ楽しい作品を数多く残してくださいました。
『ごきげんのわるいコックさん』から、今月は食べ物にまつわる絵本を繋げてみました。『しろくまちゃんのほっとけーき』を読む前に、本物のフライパンや泡だて器を持ち出してみたら、2歳の小さなお子さんが、ホットケーキ作れるよ!と自信たっぷりに話してくれたのが、とても可愛くて印象的でした。
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★小学生向けおはなしライブ
日時: 2月17日(金) 16:30~17:00
①紙芝居 『ふくはうち おにもうち』
②超訳日本語で読むオランダ語の絵本 『Kietel nooit een krokodil(ワニをぜったいくすぐるな)』
ベッテ・ウェストラ文、テ・チョンキン絵
③絵本 『こんなとき きみならどうする?』五味太郎作
2月は節分、ということで、鬼にまつわる紙芝居を一本お届けしました。
『Kietel nooit een krokodil(ワニをぜったいくすぐるな)』は、先月取り上げた『靴下をはいた英雄』と同じ著者の作品で、オランダの絵本の賞Met vlag en wimpel 2015を受賞した絵本です。
大泥棒が死に際に3人の子どもに遺言を残します。それは『ワニをぜったいくすぐるな。』しかし、言うことを聞かない二人の息子は…。少しおかしな話でしたね。
五味太郎さんの『こんなとき きみなら どうする?』は奇想天外なシチュエーションに遭遇した場合、さあ、きみならどうする?と、問いかけ、子どもたちに考えを巡らせてもらいます。なかなか面白い発想が飛び出しましたよ。この本は、いろんなお子さんと読んでいけたら、面白い一冊だと思います。
以上、2017年2月のおはなしライブのレポートでした。